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日刊食品通信
2025年5月14日

24年チョコ生産、価格改定で単価大幅上昇


後半の価格改定でナッツ系や大袋が影響

 日本チョコレート・ココア協会がまとめたチョコレート・ココア生産統計によると、2024年のチョコレート生産量(協会加盟社合計)は、合計で数量22万1,886t、前年比96.9%、生産金額4,370億9,291万円、110.2%、1kgあたりの単価1,970円、113.7%と24年も年間2回の価格改定で単価が2ケタ上昇した。特に、製品価格の上昇が顕著だった8~10月の価格改定が、後半の生産量に影響を与えたようだ。

 カテゴリー別では、チョコ生地分100%で板チョコなどソリッドチョコレートが含まれるチョコ製品Ⅰは数量96.9%、金額114.7%、生地分60~99%でセンターアソートやナッツ系が含まれるチョコ製品Ⅱは数量93.8%、金額104.6%。生地分20~59%でチョコスナックが含まれるチョコ菓子は数量101.6%、金額114.0%。板チョコなど生地分の占める割合が多いチョコ製品Ⅰは20%に迫る上昇となっている。

 上期(1~6月)は、生産量合計で数量11万5,550t、102.6%、金額2,103億3,925万円、110.4%、1kgあたりの単価1,820円、107.7%と、昨年に続く価格改定・規格改定により単価の上昇がみられた。年初から春先にかけての催事で売り上げの大きいバレンタインデー、ホワイトデーが堅調で板チョコの出荷が伸びたが、6月から長引いた猛暑日・真夏日が響き低調に推移した。その一方で、行楽地などで人流が増加したことでスナック菓子のポケット商品が伸長。センターアソート品も好調だった。

 

▼以下略

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