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日刊食品通信
2025年5月12日

三菱食品、三菱商事の完全子会社へ


京谷社長「変化は新経営計画の早期実現」

 三菱食品は8日に開いた取締役会で、支配株主(親会社)である三菱商事株式会社による同社の普通株式に対する公開買付けに関して、賛同の意見表明し、株主に対し、公開買付への応募を推奨することを決議した(公開買付期間=9日〜6月19日。決議の開始日は6月26日)。

 なお取締役会決議は、三菱商事が本公開買付け及びその後の一連の手続きを経て、同社を三菱商事の完全子会社とすることを企図していること、同社株式が上場廃止となる予定であることを前提として行われた。

 同日の本社での前3月期決算説明会(別掲)で京谷 裕社長(写真)は、本件に関する質問に「詳細は三菱商事に聞いて欲しい」と答えたが、「完全子会社化後の明確な変化は?」との問いに、「新経営計画『MSビジョン2030』を出し、定量計画も掲げている。これを早期、前倒しで実現することが一番わかりやすい効果だと思う。それを1年でも2年でも前倒しできれば、短期的、中長期的にも目に見える効果といえよう。またブランド価値も非常に高い会社であること。そして企業価値向上が公開買い付けの本質的な狙いでもあり、企業価値=ブランド価値と考えれば、それも向上していくだろう」などとコメントした。

 

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