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日刊食品通信
2025年5月9日

4月のRTD販売、仮需反動で13%減


3~4月では昨年年間の増率に

 本紙が推定した4月のRTD販売実績(ウイスキーハイボールを含む缶製品)は、主要6社※の合計で前年同月比87%となった。(※サントリー、キリンビール、宝酒造、アサヒビール、サッポロビール、合同酒精)

 前月は4月からの値上げを前に、ビール系4社で全体の14.6%となる253万箱(350ml換算、本紙推定)の仮需が発生、6社計の総販売量は前年同月比125%の高い伸びをみせていたが、4月はその反動で上位を中心に落ち込んだ。ただ、3~4月計では前年同期比105%と、昨年年間の伸長率とほぼ同等となっていることから、「ビール類より規模が小さかったこともあり、仮需分は4月でほぼ捌けた」(大手卸)とみられている。

 これを受けた1~4月累計は、前年同月比104%で、4社が前年を上回り、うち3社は高い伸びとなったようだ。

 また、4月のビール系3社の業務用は70%、1~4月は98%(昨年年間100%)で、缶と合わせた6社計は同順で86%、104%(105%)だった。

 4月は各社の主要銘柄も仮需の反動でマイナスとなったが、無糖系やウイスキーハイボールなどで前年を上回った銘柄もあった。1~4月では、無糖がリード役となったサントリー「-196」、同「こだわり酒場」レモンサワー群、同「こだわり酒場のタコハイ」、同「角ハイボール」「トリスハイボール」、キリン「氷結®」シリーズ、同「本搾り」、アサヒの「贅沢搾り」や「GINON」、サッポロ「濃いめ」ブランドなどがプラスで推移している。

 

▼以下略

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