財務省が25日発表した2025年３月の貿易統計によると、うま味調味料のグルタミン酸ナトリウム（MSG）の輸入通関実績は、１kgあたりの輸入単価が219.6円、前月比では11.3円下がり95.1%となった。単価が220円を割るのは２年８ヵ月ぶり。前年同月比では90.0%。輸入量は9,737t、前年比120.5%、金額21億3,808万円、108.5%。前月比の単価では中国が微上昇となるほかは下落し、ブラジルは20％強と大幅に下がった。

　国別では、ベトナムは数量2,567t、前年比137.2%、単価は252.2円、前月比は11.0円下がり95.9%。前年比は99.2%。インドネシアは数量2,376t、前年比100.4%、単価は251.2円、前月比は4.2円下がり98.4%。前年比では98.5%。

　ブラジルは数量1,887t、126.9%、単価は201.1円、前月比は53.0円下がり79.1%。前年比では69.0%。中国は数量2,567t、122.2%、単価は159.5円、前月比は1.4円上がり100.9%。前年比は88.8%。台湾は数量132t、141.1%、単価は285.4円、前月比は4.4円下がり98.5%。前年比は101.1%。

　一方、核酸の輸入単価は合計で1,657.1円、前月比は113.9円下がり93.6%、前年比は119.6%。輸入数量は277t、156.4%、金額は４億5,915万円、187.1%。

　国別では、タイが数量92t、173.0%、単価は1,308.0円、前月比、前年比とも変わらず。インドネシアは数量168t、136.3%、単価は1,866.9円、前月比は233.7円下がり88.9%、前年比は131.9%。中国は数量16t、純増、単価は1,460.4円、前月比は14.5円上がり101.0%。