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2025年4月24日
1~3月流通菓子出荷、4%増(本紙調)
新商品発売減少も定番品周年記念CPが寄与
日刊経済通信社推計による2025年1~3月期の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)は前年比104%と3期連続で前年を上回った。昨年秋の価格改定で需要冷え込みが懸念されたが、菓子全般の値ごろ感が支持されたことがで好調を持続。2月以降の春季新商品発売が減少したものの定番品の周年記念キャンペーンなどが寄与した。
年初は、昨年からのインフルエンザの感染者が過去最高となる中で、のど飴需要が増えるとともに、集中力を高めるブドウ糖配合したラムネ菓子が伸長。チョコレートは、高カカオチョコの一部商品が出荷調整や販売休止になるものの、板チョコが引き続き好調、洋酒チョコを含めた冬季限定商品も復調した。
2月は大手菓子メーカー3社が価格改定を実施。改定前の仮需として値上げ対象商品が1月に大幅増となったため、チョコスナックの一部ブランドは2ケタ~1ケタ後半減と低調だった。その一方、本格的な受験シーズンを迎え、ラムネやのど飴、タブレット錠菓が伸長。グミも新商品発売が寄与し好調が続いた。
催事や大型イベントが続いた1~2月に比べ、3月はホワイトデー以外には催事が減少したが、各社ともロングセラー商品の周年記念キャンペーンにより堅調。定番商品への注力に加え、カカオ豆高騰の影響でチョコレートの新商品発売が抑えられたこともあり、3月のチョコレート合計では2%増にとどまった。
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