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日刊食品通信
2025年4月16日

24年度発酵乳市場、1.4%増で着地(本紙調)


3月の発酵乳、3%増と堅調

 本紙調べによる24年度の発酵乳実績は、金額ベース合計で前年比1.4%増を見込む。カテゴリー別では、ハードは2.3%減、ソフトは0.8%増、プレーンは7.8%増、ドリンクは0.2%増を見込む。

 24年度の発酵乳市場は、上期と下期でトレンドに変化がみられた。食品全般で価格改定が進む中、上期は大容量で価格優位性の高いプレーンタイプと、小分けパックかつフレーバー展開も豊富なソフトタイプが支持され、全体をけん引した。一方で、比較的高単価な製品が多いドリンクタイプは苦戦を強いられる状況に。下期に入り、インフルエンザなど感染症が流行。「免疫」「体調管理」という視点からドリンクタイプに注目が集まり、特に12月以降は需要が急増した。この結果、通年ではプレーン、ソフト、ドリンクタイプいずれも前年を上回る着地の見通し。

 また3月の発酵乳実績は、金額ベース合計で前年比3%増を見込む。カテゴリー別では、ハードは前年並み、ソフトは1%増、プレーンは6%増、ドリンクは4%増を見込む。3月の各社実績は次の通り。

 明治は本紙推定で4%増。「ブルガリア」は5%増。このうち「プレーン」は7%増、4連は3%増となった。「テトラトップ」シリーズは前年割れ。「R-1」は、前月から継続してドリンクタイプが支持され15%増と大きく伸長、トータルでも10%増となり市場をけん引した。「LG」「PA-3」は前年割れ。「脂肪対策ヨーグルト」は微減で着地。「ザバス」ヨーグルトは個食は前年割れも、ドリンクタイプは10%増で着地。

 

▼以下略

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