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日刊食品通信
2025年4月14日

3月の流通菓子出荷実績2%増(本紙調)


チョコレートで新商品発売減が響く

 日刊経済通信社推計による2025年3月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)は前年比102%と前月までの伸びは見られなかったものの、6ヵ月連続で前年を上回った。

 メーカー・卸の3月期決算メーカーが年度末を迎えるなか、2月に森永製菓、不二家が価格改定を実施したが、前年度同月も大手3社が価格改定を実施していることから、大きなマイナスは見られなかった。ただし、年初から2月まで受験生応援やバレンタインなどの施策や大型イベントに比べ、当月はホワイトデーのみと催事が少なかった。さらに、前年が周年キャンペーンを含めた企画・キャンペーンが大きく寄与しており、ロッテ「コアラのマーチ」40周年での“名前入り”商品や、カルビー「かっぱえびせん」60周年での通年キャンペーンスタートにより、定番品の伸びが目立った。また、カカオ豆高騰の影響でチョコレートの新商品発売が抑えられたこともあり、チョコレート合計では2%にとどまった。

 本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で102%と推定。ソリッドチョコは110%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは108%。センターアソートは92%。ナッツチョコは106%。チョコスナックは98%。大袋は88%。小粒・子どもチョコは102%。

 ビスケットは合計で100%と推定。ハードビスケット95%、ソフトビスケット95%、クラッカー98%、半生ケーキ100%、大袋96%。

 

▼以下略

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