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日刊食品通信
2025年4月3日

4月流通菓子展望-GWへ向けプロモ活発化


訪日客対象に抹茶・苺の大袋の店頭露出拡大

 4月の流通菓子市場は、後半からスタートするゴールデンウィークを前に需要を喚起する販促策が活発化するため、各社ともポケット商品の主力ブランドのプロモーションの強化とともに、苦戦が続く大袋商品については特売頻度が上がることが予想される。2月に森永製菓、江崎グリコがチョコレート、ビスケットで、湖池屋もポテト系スナックの一部商品。4月からはブルボンが「アルフォートミニチョコレート」などを価格改定する。2月分の価格改定による影響は少ないものの、前半のヤマ場となるGWに向けての商品・販促施策が問われそうだ。

 年明けの流通菓子市場は本紙推定前年比で1月107%、2月102%と堅調に推移している。中でも、チョコレート、キャンディ、スナック菓子が市場をけん引。チョコレートは板チョコ、高カカオチョコのソリッド系が昨年からの好調を持続。年間で最も売り上げが高くなる1、2月とも2ケタ伸長となっている。その一方で、価格改定の影響を受けているのはセンターアソートやナッツ系チョコで、大袋も苦戦。ただ、大袋については特売販促を展開した12月、1月と前年を上回るなど回復の兆しを見せている。4月以降は訪日外国人観光客が増えることが予想されるため、大型GMS、ドラッグストア、ディスカウントストアでの抹茶やいちごフレーバーの店頭露出拡大で、増勢が見込まれる。

 キャンディ類は引き続き好調持続が見込まれる。市場をけん引するグミは、春の行楽商戦での外出拡大ともに需要がさらに拡大、ソフトキャンディ、のど飴も伸長が期待される。

 

▼以下略

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