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2025年2月27日
24年の秋田県清酒出荷、吟醸酒が堅調
2024年の秋田県清酒出荷数量1万4,597kl(前年比2.9%減)となった(日本酒造組合中央会調べ)。全国平均の3.6%減は上回っている。
内訳は吟醸酒2.1%増、純米吟醸酒21.8%減、純米酒1.1%減、本醸造酒9.8%減、一般酒5.5%減、生酒2.9%減。特定名称酒51.5%、一般酒48.5%。
主な蔵元別では(一部既報)、秋田酒類製造(高清水)は若干の前年割れも、純米酒が前年比4.9%増となったほか、吟醸酒が5%増と順調に推移。主力では「純米大吟醸」「大吟醸」「酒乃国純米酒」「辛口純米」のラベルを一新。「概ね好評で新・旧商品切替完了後にさらに期待」(同社)。9月には「純米大吟醸パック900ml」を発売、約1.4万本を出荷と想定上の動き。
世界鷹小山家グループの北鹿は「北秋田(大吟醸、純米大吟醸、特別純米酒)」などの主力が好調に推移。25年は2月に秋田県産米100%の「すずしな」を上市、3月は限定で「雪中貯蔵(特別純米、大吟醸)」を発売予定(写真は特別純米300mlびん)。
秋田銘醸(爛漫)の24年出荷実績は主力の一般酒がマイナスも、吟醸酒4.3%増、純米酒4.7%増と順調。
「美酒パック」「純米酒まなぐ凧」をはじめ、自社田栽培米を使用した「稲」シリーズ(純米大吟「環稲」、純米酒「萌稲」)などに注力。
オエノングループの秋田県醗酵工業は、24年新商品「一滴千両一回火入れ(純米吟醸、大吟醸)1.8Lびんが上々の滑り出し。25年は「旬シリーズ 春・夏・冬 一滴千両720mlびん」を上市。
▼以下略
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