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2025年2月26日
1月首都圏酒類卸商況、2%増
山場なく静かな滑り出し
1月の首都圏酒類卸商況は102%と推定。正月や成人式での大きな山場はなく、年初は静かな滑り出し。業務用・家庭用とも102%程度だが、業務用の方がやや好調か。
ビール類は100%。ビールは102%で、業家とも堅調に推移。4月発売「ザ・ビタリスト」、「晴れ風」中びんへ期待感。エコノミーは97%程度。RTDは103%。値上げ後も店頭売価が上がっていないとの声も聞かれた。日本酒は97%。酒ハイの取り組みは進み、提供店舗数増。にごり酒や熟成酒が高評価。アルミ缶やパウチの需要への期待も。焼酎甲類は103%。焼酎乙類は102%。「スピリッツ感覚で楽しむ商品が伸びそう」(卸筋)。「iichiko彩天」は今春国内商品化予定。ワインは95%。値上げの影響が大きく、国産・輸入とも減少。低価格帯を求める向きはあり、店頭で1,000円を切れるかがカギ。ウイスキーは前年並み。卸で95%~2ケタ増と幅があり、特に国産の動向に注視が必要。好調の「フロンティア」は業務用に集中される。アイリッシュは需要高まりそう。スピリッツはテキーラが好調を維持。「ドン・フリオ」などプレミアムもホテルで引き合い増。ただしアメリカでは成長鈍化とも。ノンアルは脱アルのビールが評価を高めている。「アサヒゼロ」小びん3月発売に期待。
2月は堅調に推移。悪くないが、引き続き大きな盛り上がりはなし。バレンタインでは一部でグラスビールやチョコ系のビールが動いた。
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