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日刊食品通信
2025年1月23日

24年流通菓子出荷金額、3.5%増(本紙調)


キャンディ好調、グミ・のど飴がけん引

 日刊経済通信社推計による2024年の流通菓子出荷実績(出荷金額ベース)は、前年比103.5%と3年連続で前年を上回った。

 上期(1~6月)は、5カテゴリー(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)合計で前年同期比103.8%と好調に推移した。1~3月は年末からの需要好調が年明けも続き、ポケット商品やみやげ物が好調。特に、CVSや高速道路のサービスエリアや駅売店での売り上げが高かったようだ。チョコレートを中心にした冬季限定商品やいちご関連商品の荷動きも好調。さらに、受験生応援商品も森永製菓「大粒ラムネ」のようにブドウ糖の機能訴求した商品が大きく伸長。また、前半の大型イベントのバレンタイン商戦は、手作り需要が復調し、板チョコが2ケタ伸長するなど、催事の好調さが目に付いた。

 4~6月は103.7%。前半のゴールデンウィークでの在庫消化が順調だったことから、GW後の発注が伸び2週目まで2ケタ近い実績となった。特に、行楽需要が増えたことでポケット商品や小袋パウチが伸長。一部小袋パウチ商品は品薄になるなど予想を大きく上回った。そのため、4月同様に、人気定番商品の生産に集中するため発売予定の期間限定品やサブフレーバーの販売を休止するなど、“定番集中”で品薄回避に対応。また、前年に続き価格改定が実施されたものの、大袋商品で店頭売価が上がったことで特売頻度が減少し、前年を割る結果となった。数量ベースでの落ち込みは見られなかった。

 

▼以下略

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