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日刊食品通信
2025年1月22日

しょうゆ大手5社の24年出荷量、前年並み


堅調な業務用にも価格改定の影響

 本紙集計による、しょうゆ大手5社(キッコーマン、ヤマサ、ヒゲタ、ヒガシマル、マルキン)の2024年(1~12月)しょうゆ出荷量(自家消費除く)は、前年並みの33万6,620klとなった。

 カテゴリー別の動向をみると、業務用は外食市場の回復に伴い堅調な動き。しかし、価格改定の影響から回復速度はやや鈍いものとなった。また、従業員の高齢化などを背景に、18Lから10Lへ容量をダウンさせるユーザーが散見されている。そのほか、人手不足から飲食店やホテルなどを中心に、調理工程を省くためにより加工度の高い調味料へ移行するケースも多くなっている。

 家庭用は特売頻度の減少や価格改定の影響から、構成比の大きい1LPETの苦戦が継続。鮮度容器は、大手メーカーが展開している大型容器が好調に推移。使い勝手の良さ、ml当たりの単価が安いことなどが、消費者から好評を得ている。

 一方、12月単月の出荷実績は3万5,047kl、前年同月比1.2%減だった。家庭用は1LPETの苦戦が継続するも、鮮度容器は年末年始の需要増で比較的堅調な動き。業務用は年末年始の9連休によって需要が増加したが、それを除くとやや動きが鈍い状況となっている。

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