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日刊食品通信
2025年1月20日

12月の流通菓子出荷金額、4%増(本紙調)


年末年始で特売が増加、受験生関連も好調

 日刊経済通信社推計による2024年12月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)は前年比104%と3ヵ月連続で前年を上回った。年末年始商戦で大袋商品の特売が増えたが、9~11月にかけての価格改定でポケット商品の店頭売価が上昇したことで、カテゴリーにより好不調が分かれる結果となった。

 年初からバレンタインなど大型イベントを前に12月はいちご関連商品、受験生応援がスタート。今年は、インフルエンザの感染者が過去最高となる中で、のど飴需要も増えており、受験生応援商品として好調。カンロ「はちみつレモンCのど飴」「ノンシュガー果実のど飴」は前年を上回るペースで推移。ロッテも「のど飴スティック」「フルーツのど飴」スティックが2ケタ増と好調に推移している。受験生応援では、集中力を高めるブドウ糖配合したラムネ菓子など、店頭を飾る商品の品ぞろえが増えている。

 チョコレートは、高カカオチョコの一部商品が出荷調整や販売休止になるものの、板チョコが引き続き好調が続いている。ただ、店頭価格が上昇したナッツ系チョコは苦戦した。そのほか、店頭価格の20~40円上昇の影響で苦戦が続いていた大袋(ファミリーパック)は、年末を前に一部は特売を含めて販促が増えたことで約1年ぶりに前年を上回ったようだ。

 本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で105%と推定。ソリッドチョコが108%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは109%。

 

▼以下略

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