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日刊食品通信
2025年1月9日

24年のRTD販売、大手6社計で5%増


2年連続の伸長、引き続き無糖がけん引

 本紙が推定した24年累計のRTD販売実績は、主要6社計※で前年比105%だった。2年連続の伸長。社別では4社がプラスで、そのうち1社が2ケタ増。ウイスキーハイボール缶は105%だった。(※サントリー、キリンビール、アサヒビール、宝酒造、サッポロビール、合同酒精)。

 食中酒需要の堅調な拡大と、甘さを控えた無糖製品の安定した成長、ウイスキーやジンを中心とする缶・びんで展開する銘柄の好調による伸長が目立った。ビール類の旧新ジャンルユーザーの流入も本格化し、主に無糖製品への支持が高まったと見られる。また、既存銘柄の数量・季節限定フレーバーも実績に好影響を与えた。

 各社から新ブランドが複数投入されるなかでも、アサヒが躍進しRTDでは4年ぶりのプラス。「未来のレモンサワー」はレモンスライスを加えた商品設計と味わいが話題となり、高い支持を獲得。ジンをベースにした「GINON」も、4月の全国発売から好調に推移しており、年間販売計画を上方修正するなど注目を集めた。

 各社主要銘柄では、サントリーは「-196 無糖」「こだわり酒場のタコハイ」「翠ジンソーダ缶」「角ハイボール」が年間を通じて好調。新発売された“お茶割り”の「こだわり酒場のお茶サワー 伊右衛門」は、上位20銘柄内にランクイン。キリンは「氷結®️」の無糖シリーズが2ケタ伸長で、引き続き無糖製品全体のけん引役になった。宝酒造は定番の「焼酎ハイボール」が市場全体をけん引。サッポロは「濃いめ」ブランドが2ケタ増、「男梅サワー」が伸長。

 

▼以下略

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