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日刊食品通信
2024年12月4日

11月のビール販売、低調な業務用が重しに


3カテゴリー計、2年連続のマイナス確定

 本紙が推定した11月の国産大手4社ビール販売は前年同月をわずかに上回るにとどまった(100%強)。“コロナ明け”の反動で低水準だった一昨年をベースに、昨11月が115%強と2ケタ伸長していたこともあるが、10月には上向いた業務用需要が再び鈍化し、下押し要因となった(別掲)。ビール販売は、9月が102%弱、10月も101%弱で推移、11月は5ヵ月連続のプラスとなるも、一段とペースを落としている。

 一方、昨年が増税直後で67%に落ち込んでいた反動で、10月は159%と25ヵ月ぶりに大幅なプラスとなった旧新ジャンルは94%と再びマイナスに転じた。また、発泡酒は旧新ジャンルからの規格変更と、流通大手PBの続伸で110%強となり、10月の183%強からは大きくペースを落とすも2ヵ月連続で伸長した。

 これを受けた3カテゴリー計は100%弱となり、10月の123%から一転、再びマイナスに。カテゴリー構成比は、ビールが56.8%(前年同月56.7%)、数量で100%弱だったエコノミーカテゴリーは43.2%(43.3%)だった。

 また、1~11月累計は、ビールが105%強、旧新ジャンルが79%、発泡酒は112%弱。3カテゴリー計では97%強と10月時点から若干上向いた。構成比は、ビールが54.9%(前年同期50.7%)、エコノミーは45.1%(49.3%)となっている。

 昨年の1~11月累計は、ビールが107%、旧新ジャンルが86%強、発泡酒が112%弱で合計99%強。

 

▼以下略

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