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2024年10月1日
マルハニチロ釧路工場、生イワシ缶最盛期
漁港に面した好立地でフレッシュ原料使用
マルハニチロのグループ会社マルハニチロ北日本の釧路工場は、生原料を使用したイワシ缶詰の生産が最盛期を迎えている。釧路港に面した好立地で、前浜の生原料を市場から買い付けて直接工場に搬入、鮮度を保ちながらフレッシュパックしている。本紙など13社で組織する缶詰記者会は9月27日、同工場を見学。澤田直人工場長(写真)が工場概要と直近の生産状況などを説明した。
道東イワシの漁獲シーズンは6月から11月で、最盛期は8月末から10月中旬。澤田工場長は「シーズン前半は水揚げが少なく苦しかったが、最盛期の現在は水揚げ量も魚体もアップしており、生産量増強が期待できる」と話した。
訪問当日はイワシ水煮の生産現場を見学。水揚げされたばかりの約40tの原料が搬入され、洗浄されたイワシは金属検査を経てヘッドカッター、テールカッターで頭と尾をカット、背開き工程で内臓を除去する。その後、人手で内臓検品と除去を行い、原料を並べて成形工程へ。頭や尾などはグループ会社でミール(飼料)として利用し廃棄物の削減につなげている。肉詰めされた缶は調味液(水煮用)を注入され、巻き締め機で密封され、大きなレトルト釜で加熱殺菌される。包装工程ではⅩ線検査、巻き締めチェック、印字検査などを経て箱詰めされ、全国へ出荷される。
▼以下略
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