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2024年9月5日
8月のRTD販売、2ヵ月連続のプラス
ウイスキーハイボールは19ヵ月ぶりに実績割れ
本紙が推定した8月のRTD販売実績は、主要6社計※で前年同月比107%弱と、2ヵ月連続で伸長した。炎暑下で外出を控える傾向が強ったこと、より爽快な風味を求め、主にビール系のエコノミーカテゴリーから消費が移行したことなどが背景。食中飲用の拡大で無糖系の伸びが高かったが、これまで続伸していたウイスキーハイボールは19ヵ月ぶりに前年実績を割り込んだ。(※サントリー、キリンビール、アサヒビール、宝酒造、サッポロビール、合同酒精)
サントリーは、大幅伸長した無糖に底上げされた「-196」ブランド、同様に大きく伸びた「タコハイ」が上乗せした「こだわり酒場」ブランド、「角ハイボール」が2ケタ増。「翠ジンソーダ」もプラスを堅持した。キリンは、前年をクリアしたスタンダードに好調な無糖が上乗せするかたちで「氷結®」計がプラス。「麒麟特製サワー」も前年を上回った。アサヒは「贅沢搾り」が大きく伸び、新商品の「GINON」も順調に拡大。サッポロは「濃いめ」ブランドが好調だった。
上位20銘柄計(ブランド計を除く)の構成比は75%、前年同月比は110%。価格帯構成は、スタンダードが95%(前年同月96%)、プレミアムは5%(4%)。前年同期比は同順で109%、140%だった。
一方、度数別構成比は、アル分7%以上の高アルコールが34%(前年同月34%)、4~6%のミドルが31%(28%)、3%以下の低アルが7%(8%)、その他(複数度数にまたがる銘柄)は28%(30%)だった。度数別の前年同月比は、同順で109%、123%、101%、101%となっている。
▼以下略
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