日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ

2024年8月9日
7月の流通菓子出荷、4%増(本紙調)
猛暑・価格改定でもチョコレート伸長
日刊経済通信社推計による2024年7月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、5カテゴリー(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)合計で前年同月比104%と10ヵ月連続で前年を上回った。
連日、猛暑が続く中、オフシーズンのチョコレートのほか、ビスケットで当初は苦戦が予想されたものの、6月以降価格改定で店頭売価が上昇したにもかかわらず、前月を上回る結果となった。特に、目立つのはソリッド系、ナッツ系の伸長で、ソリッドはロッテ「ガーナ」、明治「ミルクチョコ」「チョコレート効果」、森永製菓「カレ・ド・ショコラ カカオ70」が2ケタを大きく上回るなど好調。コンビニでの板チョコの採用が増えたことも大きく寄与している。ナッツ系もアーモンド、マカダミア中心に各社の主力商品が伸びた。チョコスナックの定番商品が好調。一部商品は品薄からサブフレーバーを休止するなど対応を行っている。
好調が続くビスケットは、6月に続きパッケージビスケット(箱物)、大袋とも特売頻度が上昇したことでソフトビスケット、半生とも堅調。キャンディは、のど飴がコロナの再拡大で需要増に。グミはハード食感系を中心に飲料系フレーバーが伸長。チューインガムは前年の大幅伸長の裏返しにもかかわらず、デンタル系とともに板ガムが好調。熱中症対策の塩飴・錠菓も予定販売数量を前倒しで消化しており、昨年を上回る売り上げとなりそうだ。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。