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日刊食品通信
2024年6月11日

5月の清涼飲料市場、1%増で緩やかに推移


缶コーヒーは値上がりが一巡

 2024年5月の清涼飲料市場は、数量ベースで前年比1%増(累計1%増)と推定。

 ここ数年の5月単月の動きをみると、新型コロナ初年の20年は20%減、21年は反動もあり5%増、「制限なしのGW」を迎えた22年は5%増も、「5類移行」となった23年は1.5%増、今年5月は1%増にとどまった。緩やかな推移となったものの、業務用は回復が続き、缶コーヒーでは昨年の価格改定が一巡しプラスに転じる一方、影響が続くメーカーも。ほかでは、新商品・リニューアル品や定番ブランドが堅調だった動きがみられた。以下各社概況。

 コカ・コーラシステム=全体2%増(累計1%増)。業務用の回復が続き、「ジョージア」SOT缶コーヒー値上げ一巡の効果もあった模様(本紙推計)。

 サントリー=全体1%増(1%増)。このうち「天然水」は1%増(5%増)で、ブランド総合活動により「本体」が550mlPETを中心に好調。「天然水SPARKLING」「きりっと果実シリーズ」も増分に寄与。「BOSS」は1%増(6%減)で、SOT缶の価格改定が一巡したほか、クラフトボス「ブラック」「ラテ」のリニューアルに伴う活動強化と「イタリアーノ」が増分に寄与した。「伊右衛門」は3%減(2%増)で、パーソナルサイズは「特茶」が好調だったほか、「新茶」での活動強化が奏功するも、大容量の価格改定の影響が続く。

 

▼以下略

 

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