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日刊食品通信
2024年4月23日

3月首都圏酒類卸商況、前年並み


業務用は堅調も勢い落ち着く

 3月の首都圏酒類卸商況は前年並みと推定。業務用は徐々に勢いが落ち着いたものの堅調に推移し、103%ほど。宴会需要はまずまずだったが、天候不順で苦戦した面も。家庭用は1ケタ減~前年並み。

 ビール類は97%。ビールは103%程度。3月5日から「サントリー生ビール」の業務用展開が始まり、「缶との相乗効果も出ている」(卸筋)。「黒ラベル」びん好調。発泡酒・旧新ジャンル含むは95%程度。RTDは105%と伸長。旧新ジャンルやワインから流入も。無糖・食中酒提案続く。日本酒は95%と苦戦続く。吟醸酒の人気が増すも、より食事に合う味わいの提案が必要との声も。焼酎甲類は1ケタ減~前年並み。概ね堅調も、一部業務用はダウン。同乙類は前年並み~1ケタ増。お茶割提案が少しずつ活発化。「炭酸を飲み疲れた頃にお茶割の提案は商機がある」。「JJ」「いい茶こ」など動向が注目される。ワインは90%前後。高額シャンパーニュにダブつき。人気継続も勢いは落ち着く。ウイスキーは110%前後と、価格帯問わずに好調。4月値上げ前仮需があり、その後も楽観視か。テキーラは需要増。「アメリカのセレブでブーム。日本に波及しているようだ」。オーセンティックバー、ネオ居酒屋などでショットやソーダ割が出ている模様。

 4月は花見需要で上旬は好調に推移し、1ケタ後半の着地予想。新商品「晴れ風」は卸各社とも初速好調で、今後も伸長予想。「ライトな飲み口で後からコクが来る」「花見のタイミングと重なり好調」など好意的な声。

 

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