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日刊食品通信
2024年4月19日

タイパ・コスパ重視で菓子パン人気


2極化・3極化戦略を継続

 嗜好品としてだけではなく1食完結型の食事として菓子パンをとらえる動きが加速。従来品と比較して1.5倍程度のボリュームがある製品が人気となっているほか、従来は甘味系を中心に展開していたシリーズに惣菜系のラインアップを拡充するなど、各メーカーとも惣菜系菓子パンに注力。

 大手製パンメーカーは、2023年7月に価格改定を実施したことで、軒並み販売金額は対前年比増を達成した一方、数量的には増加したと回答したメーカーもあるなかで、減少したと答えたメーカーもあり明暗を分けるかたちとなった。食パンでは、「超熟」「本仕込」「ロイヤルブレッド」が堅調に推移。「本仕込」は、発売30周年を迎え、「本仕込30周年キャンペーン」を実施。品質向上および環境に配慮したパッケージへのリニューアルも行った。

 圧倒的なブランド力を生かした製品の展開を図るメーカーもあれば、高価格帯・中価格帯・低価格帯と製品の価格に幅をもたせた戦略を推進するメーカーもあるが、いずれにせよ高価格帯の製品のみならず値ごろ感のある製品をも不断にブラッシュアップしたことが奏功した。

 「ルヴァン バターロール」「ネオ全粒粉入りロール」「ネオライ麦入りロール」「超熟ロール全粒粉&オーツ麦入り」「牛乳ロール4個入」といった食卓ロールが好調。コロナ禍以降の健康志向の高まりを受け、特に、「全粒粉」や「雑穀」を使用した製品が人気だった。

 

▼以下略

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