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日刊食品通信
2024年4月17日

3月流通菓子出荷3%増、6ヵ月連続増


新商品減少も定番品の周年施策が底上げに

 日刊経済通信社がまとめた2024年3月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、5カテゴリー(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)合計で前年同月比103%と6ヵ月連続で前年を上回った。

 2月の江崎グリコ、ジャパンフリトレーに続き、3月は明治は大袋アーモンドを減量、ロッテがチューインガムを値上げするなど価格改定・内容量変更が続いているが、各社定番品を中心に堅調で、ポケット商品の好調が目立つ。昨年の価格改定で荷動き悪化が懸念されたチョコレート類も板チョコを中心に好調を持続。例年に比べ、新商品の発売が少ない中で周年キャンペーンを含めた企画・キャンペーンが大きく寄与。ロッテ「コアラのマーチ」40周年での“名前入り”商品や、カルビー「かっぱえびせん」60周年での通年施策など定番品の周年キャンペーンが寄与している。

 一方、苦戦が続いている大袋・ファミリーパックは、2月に続き3月も特売頻度が増えたことでやや持ち直したものの、チョコレートでカカオ豆相場の世界的価格高騰で再び販売価格の上昇が懸念されている。そのため、大袋から内容量を減少し、小売価格200円前後で値ごろ感の高い中袋商品へ販売ウェートをシフトし始めている。

 本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で101%と推定。ソリッドチョコは104%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは106%。センターアソートは102%。ナッツチョコは94%。チョコスナックは102%。大袋は98%。小粒・子どもチョコは100%。

 

▼以下略

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