観光庁「訪日外国人消費動向調査」と日本政府観光局（JNTO）「訪日外客数」から日刊経済通信社が推計した2023年の訪日外国人菓子購入金額は1,969億3,972万円、19年比で108.2%と過去最高を更新した。なお、20～22年はコロナ感染症により調査集計の中止、一部空港のみの調査集計のため比較数字がない。

　23年の訪日外客数は2,506万6,350人と22年比554.1%と急激に増加したが、19年比では78.1%にとどまった。中国は33%と大幅減だが、韓国、台湾、香港の他の東アジアが大きく伸長。さらにアメリカ、カナダ、オーストラリアも伸びた。また、購入者単価が全体で１万1,107円、19年比135.1%と原材料価格高騰による商品価格の値上げで売価が上昇したことも購入金額を押し上げる結果となった。

　国別では、東アジアは韓国405億9,324万円、19年比169.7%、購入者単価7,016円、124.7%、台湾419億707万円、129.6%、単価１万2,799円、129.6%、香港210億750万円、150.2%、１万4,143円、160.5%、中国233億7,470万円、33%、単価１万3,258円、137.5%。

　東南アジアは、タイ144億9,557万円、118.8%、単価１万7,356万円、147.2%、シンガポール77億7,519万円、211.5%、単価１万8,090万円、169.1%、マレーシア４億2,954万円、161.6%、単価１万4,920万円、162.1%、インドネシア34億8,797万円、161.8%、単価１万1,715万円、142.5%、フィリピン56億8,880万円、195.1%、単価１万2,622万円、173.5%、ベトナム62億2,602万円、156.7%、単価１万4,086円、130.1%、インド10億5,596万円、160.4%、単価１万964円、159.4%。

▼以下略