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日刊食品通信
2024年4月2日

3月のビール類、揃ってマイナスに


天候、反動減、規格変更などが影響

 本紙が推定した3月の国産大手4社ビール販売実績は、低温や降雨が消費を抑制し、前年同月比98%強と、6ヵ月ぶりに前年を下回った。昨年新製品(「サントリー生ビール」)の反動や出荷日減も響いた。キリン「晴れ風」の発売(2日)に備えた販売や、前年比プラスも数銘柄あった模様だが、底上げには至らなかった。

 旧・新ジャンルは73%弱と18ヵ月連続のマイナス。2度の増税によるダウントレンドに、アサヒ「オフ」の発泡酒への規格変更(2月20日発売)が拍車をかけた。その発泡酒も、流通大手PBの規格変更による嵩上げが一巡したことで、96%弱と13ヵ月ぶりにマイナスに転じた。エコノミーカテゴリー(旧・新ジャンルと発泡酒の計)としては80%強。3カテゴリーが揃って前年を下回ったのは15ヵ月ぶり。ビール類としては89%、3ヵ月ぶりのマイナスだった。ビールの構成比は54.1%(前年同月49.1%)。

 一方、1~3月のビールは前年同期比109%弱の約3,494万箱。昨年新製品を含め、多くの銘柄がプラスで推移した。構成比は52.2%(前年同期47.2%)だった。

 旧・新ジャンルは、プラスも数銘柄ある模様だが、78%弱の約2,003万箱。同様の発泡酒は流通大手PBの規格変更による1~2月の高伸長が残り、118%弱の約1,200万箱となっている。エコノミーカテゴリーとしては89%強の約3,202万箱、ビール類では98%強の約6,696万箱となっている。

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