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日刊食品通信
2024年3月29日

2月首都圏酒類卸商況、1ケタ増


業務用は勢いに落ち着きか

 2月の首都圏酒類卸商況は103%程度と推定。閏年で1日多かったこともありプラス着地。だが1月に比べると2~3月は業務回復の勢いが落ち着き気味で「伸びきった感がある」(卸筋)。業務用は105%程度。家庭用は98~101%程度。気候も良く下旬にかけて伸びたという声もあった。

 ビール類は107%。ビールは110%。「サントリー生ビール」が好調。3月から業務用も展開し伸長が期待される。発泡酒(旧新ジャンル含む)は98%~前年並み。「予想よりも落ちていない」。RTDは115%と伸長。ハイボール缶や無糖系が食中酒としての需要増、ビール類からの流入も指摘される。本格感あるレモンサワーも評判。日本酒は99%。大規模イベントには若年層も多く関心はあり、日常的な需要増に繋げるのが課題。能登半島地震の被災支援商品は好調。焼酎甲類は93%、焼酎乙類は96%。ワインは88%。国産低価格の落ち込み。シャンパーニュの動きに停滞の声。ウイスキーは115%。引き続き好調。輸入酒はスエズ運河の影響が継続。テキーラ好調の要因に「ホテルのバーでアニェホなどプレミアムが伸びている」(ソムリエ)。ノンアルは「グリーンズフリー」好調。

 3月は各社前年並みの見通し。金額ベースは前年超えも数量減の予想。4月発売「晴れ風」は熱処理による飲みやすさとしっかりした味わいの両立に期待する声。花見や歓送迎会にも期待感。ホワイト物流はリードタイムで対応も数量はやや落ちているという話もあった。

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