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日刊食品通信
2024年3月21日

メルシャン、CyT社と新プロジェクト


24年は注力ブランドでプラス目指す

 メルシャンは19日、2024年の事業戦略を発表。ワイン計は91%(国内製造90%・輸入94%)とするが、注力ブランドではプラス着地を目指す(数量ベース)。

 冒頭、長林道生社長は、「人口減や消費マインドが変化するなかでも新たなチャンスがある。先手を打つことが業界として必要。23年のワイン市場はワイン飲用人口減や他カテゴリーへの流出に加え、価格競争・同質化・コモディティ化が進んだ。最大の課題は新たな層の間口拡大だ。そのためにワインの高付加価値化が重要となる。再成長に向け、新たにパシフィック・リンク・プロジェクトを始動する」などと説明。新たな飲用層の開拓に向けた革新的な提案、日本ワインのさらなる魅力化と国内外への発信を推進する。

 新プロジェクトはチリの最大手コンチャ・イ・トロ(C y T)社と協働。「日本とチリの造り手が知見を活かし、同じコンセプトのワイン造りを年2回行う。低価格から脱却し、間口拡大を目指す。両社はワイン造りの信念で通じ合い、築き上げてきた深い絆があるからこそ実現できる」(長林社長)。コンセプトは「Innovative」「Sustainable」「Global」「Luxury」。プロジェクトは継続的に互いの国で協働し、高付加価値な日本ワインとチリワインを創造する。「両社の造り手が相手国を相互に訪問し、異なる条件で収穫と仕込みを年2回経験する。収穫期と仕込み時期はチリが3月、日本が9月と異なるため、加速度的に学び合える。また晴天が多く乾燥したチリ、雨が多く湿潤な日本と条件も異なり、多様なコンセプトのワイン造りが可能だ。造り手の人材育成にもつながる」(神藤亜矢マーケティング部 部部長)。

 

▼以下略

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