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日刊食品通信
2024年3月11日

2月の清涼飲料市場6%増(本紙調)


値上げ効果が継続、暖冬でホット商材は低調

 2024年2月の清涼飲料市場は、数量ベースで6%増(累計5%増)だった。

 22年10月小型容器値上げの一巡による増加が続いている。一方、23年5月に値上げした缶コーヒーは減少が続いており、同容器の構成比が高いコーヒー飲料ブランドは苦戦を強いられている。加えて、記録的な暖冬も逆風でホット商材の動きが悪い。茶系飲料でもホット商材を展開しているが、止渇ニーズも取り込めるため、影響は少なめ。ただ、ホット茶系飲料のシェアが高いメーカーは割を食っているようだ。

 これらとは逆に、炭酸飲料やスポーツドリンク、ミネラルウォーターは暖冬がプラスに働いた。ミネラルウォーターは生活用水として定着していること、物価高のなかでコストパフォーマンスの高さが支持を得ていることも大きい。以下各社動向。

 コカ・コーラシステム=全体4%増(3%増)。缶コーヒーは値上げ、暖冬の影響で振るわずも全体的には上昇傾向(本紙推計)。

 サントリー=全体6%増(5%増)。「ボス」7%減(5%減)を除き主要ブランドが軒並み好調。「天然水」7%増(8%増)、「伊右衛門」13%増(9%増)、「グリーンダカラ」15%増(9%増)。トクホ・機能性表示食品計は22%増(17%増)で「特茶」「伊右衛門 濃い味」「烏龍茶」いずれも貢献。

 

▼以下略

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