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日刊食品通信
2024年3月8日

ツナ類バンコク相場、カツオ軟化


キハダは引き続き原魚供給低水準

 ツナ缶の主原料であるカツオ・マグロバンコク相場は、カツオは軟化傾向にあるものの、キハダは高値水準にある。カツオは、昨23年8月にUS$2,100をマークし、2017年10月に記録した最高値(US$2,350)に迫ったが、9月以降は軟化推移、年明け24年1月はUS$1,500、直近2月はUS$1,450まで下落した。一方、キハダマグロは、22年7月(US$3,600)に過去最高を記録した後、緩やかに続落基調をたどり、22年下期から23年上期にかけてUS$3,450をキープ、同年9月にUS$3,000を割り込み、11月以降は直近2月までUS$2,800で推移しているが、一頃の安値(20年下期US$2,000台前半)に比べると、依然高値圏にある。

 大手ブランドによれば、2月末現在のバンコクカツオ相場はUS$1,450程度。中西部太平洋の漁模様は、西部(ミクロネシア・PNG周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)ともに並漁で推移している。船主・トレーダーが値下げ圧力に反発し相場は横ばいとなっているが、悪天候の影響を受け漁模様が悪化しており、今後の相場動向は漁模様に注視が必要な状況。

 一方、キハダは目下、需給が釣り合っており相場は引き続き横ばい推移している。長期間にわたりインド洋及び大西洋からのキハダ原魚供給量が低位で推移しており、今後の相場は堅調に推移する見込み。

 これに先立つ2月中旬現在、バンコクカツオ相場はUS$1,450程度。中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)ともに好漁。

 

▼以下略

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