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日刊食品通信
2024年3月7日

2月RTD販売、主要6社計で15%増


5ヵ月連続の拡大

 本紙が推計したRTD主要メーカーの2月販売実績は、6社計(サントリー、キリンビール、アサヒビール、宝酒造、サッポロビール、合同酒精)で前年比115%だった。社別では4社がプラス、そのうち3社が2ケタ増。

 前月から続くプラス推移で、23年末を含めると5月連続で伸長している。定番アイテムと新商品の好調だけでなく、うるう年に伴い例年より営業日が1日増加したことも好影響を与えた。なお、前年同月は94%。

 各社銘柄ごとでは、サントリーは「-196」「こだわり酒場」ブランドが継続伸長。「翠ジンソーダ缶」も、「翠 SUI」全体のマーケティングを一新し、中味も刷新したことにより、数字を大きく伸ばした。キリン「氷結 無糖」シリーズは今月も2ケタ増を維持。「本搾り」も2ケタ増で、新発売の「本搾り プレミアム」も上位20銘柄内にランクイン。アサヒは「贅沢搾り」が伸長。サッポロは「濃いめ」ブランドが好調で、「クラフトスパイスソーダ」は初の数量限定品「旬の彩り」が実績を押し上げた。宝酒造は「焼酎ハイボール」が上位を維持し、全体をけん引している。NBが好調な一方で、一部PBは苦戦。

 上位20銘柄計の単月構成比は84%、前年比119%。価格帯別構成比はスタンダード84%(前年86%)、プレミアム16%(14%)。度数別構成比は7度以上の高アル42%(46%)、4~6度のミドル25%(19%)、3度以下の低アル4%(7%)、幅広い度数を展開するその他29%(28%)。

 

▼以下略

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