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日刊食品通信
2024年2月9日

1月の清涼飲料市場、4%増(本紙調)


小型PETの値上げが一巡

 24年1月の清涼飲料市場は、数量ベースで前年比4%増と推定。22年10月の小型PETの値上げが一巡したことがプラス要因に挙げられる。大型PET価格改定に関しては大きな影響は見られていないようだ。カテゴリー別では、比較的気温が高かったことが止渇飲料にとっては追い風に、ホット商材にとっては足かせとなり、茶系やコーヒー飲料が影響を受けた。一方で業務用の復調は続いた。以下各社概況。

 コカ・コーラシステム=全体3%増。炭酸をはじめとした止渇飲料が動いたが、コーヒーや茶系のホット商材は苦戦。「5類移行」で加速した業務用の回復は続く(本紙推計)。

 サントリー=合計では5%増。このうち「天然水」は10%増と好調。「本体」のナチュラルミネラルウォーターが大きく伸長したほか、「きりっと果実」シリーズが引き続き好調を維持した。「BOSS」は2%減で、昨年5月のSOT缶価格改定の影響が続いている。一方で「クラフトボス」シリーズや「割るだけボスカフェ」は順調。「伊右衛門」は6%増となり、「濃い味」「特茶」が引き続き好調だった。「GREEN DA・KA・RA」は4%増で、「やさしい麦茶」「やさしいルイボス」が良い動き。その他は7%増。特定保健用食品・機能性表示食品計は13%増で、「特茶」の新コミュニケーションやマーケティング活動強化が奏功。「伊右衛門 濃い味」「烏龍茶」も引き続き好調だった。

 

▼以下略

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