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2023年11月14日
10月流通菓子出荷3%増、年末に向け好発進
ポケット商品、定番ブランド中心に好調
日刊経済通信社推計による10月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、前年比103%となった。9月は96%と5ヵ月ぶりに前年を割り、上旬から中旬にかけ気温が高い日が続き、一部メーカーが価格改定・内容量改定を実施するなどマイナス要因があったにもかかわらず、各社主力ブランドが好調に推移した。
10月は天候に恵まれたこともあり、週末の外出機会が多かったことから、ポケット商品が好調。苦戦が続いていた大袋商品は、ハロウィン関連商品がメーカー間で差があるものの総じて堅調で、購買を刺激する販促も実施されるケースが増えたことで復調の兆しが出ている。
また、9月からの価格改定で消費動向が懸念されたチョコレートもチョコスナックなど一部カテゴリーで影響が出ているものの、ブランド全体では堅調。ナッツ系など好調カテゴリーがけん引している。目立つのは、小袋・パウチタイプ商品が増えたことで、スーパー、コンビニ、ディスカッションストア・ドラッグストアでの商品投入での“棲み分け”が確実に進んでいるようだ。
カテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で100%と推定。ソリッドチョコは102%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは102%。センターアソートは106%。ナッツチョコは105%。チョコスナックは92%。大袋は96%。小粒・子どもチョコは98%。ビスケットは合計で103%と推定。ハードビスケット100%、ソフトビスケット106%、クラッカー100%、半生ケーキ105%、大袋94%。キャンディは合計108%と推定。うち、ハードキャンディは106%。
▼以下略
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