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2023年11月9日
歳暮商戦本番、“集う”シーン想定し提案
調味料・油に久方ぶりスポット
首都圏の百貨店歳暮商戦は各店でギフトセンター(GC)が順次オープンし本番を迎えている。家族や友人が集まる機会がさらに増えると予想されることから、集いに欠かせない“鍋”提案に注力したり、慣例的な定番品からカジュアルなギフトにシフトする動きが顕在化。そんななか、昨今の食品値上げの影響からか、調味料・油を中心とした実用品が人気となっている。
そごう・西武のそごう横浜店では8日午前10時にGCが開店すると、受付カウンターはすぐに満席となった。同社の平手健介フード担当MDは「贈り方が多様化しており、慣例的なものから身近な人や自分のために取り寄せたカジュアルなものが人気。会社全体としては鍋提案に注力するとともに、年末へ向け贅沢な一品を品ぞろえした。漬物や佃煮等はトレンドとしては下火だが、よい品も多くご飯の名脇役として再度フォーカスしていく。贈り物文化を次世代に伝えるためにも、定番のみならず真新しさが感じられる新しい発見が重要」と話す。横浜店独自企画としては「おすすめギフトセレクション」を用意、中華街の商品やクラフトビールなど前年の約2倍の品ぞろえで提案。2年前から導入し前年を上回る状況が続いており、EC受注開始から10月末まで前年の約5倍で進捗しているという。EC全体では110%の受注のなかで、ひと際人気を集めている。
また、ECでは調味料(205%)、食用油(115%)が好調に推移。食品値上げが相次ぐなかで実用品として人気だ。
▼以下略
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