上期（４～９月）のアイスクリーム商況は、約10%前年を上回り、過去最高を更新した（本紙調）。

　市販用アイスクリームの上期実績を月別（金額ベース）にみると、４月は１%減、５月は11%増、６月は７%増、７月は11%増、８月は13%増、９月は17%増。

　１%減でスタートした市況は、５月以降前年実績を上回って推移。最需要期である７～９月は猛暑を背景にいずれも２ケタ増と急伸した。このため各メーカーは出荷調整や秋商品発売の後ろ倒し、定番アイテムへの生産集中などに追われるほど活況となった。

　今期のアイスクリーム市場は、原材料費などの高騰で異例となる年２回の価格改定を実施するなど厳しい環境下にあったが、最盛期の好調に加え、価格改定による単価上昇が寄与。

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