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2023年10月4日
即席麺、定番のブランド価値保持が課題
4~8月の即席麺総需要は、22億2,714万9,000食、前年比2.1%減。うちJAS品が16億2,976万食、2.6%減、非JASは5億3,449万1,000食、0.4%減。金額ベースでは2,838億4,000万円、5.8%増だった。昨年同様、価格改定に猛暑が重なり苦戦が予想されたが、大手各社はまずまずの結果となったようだ。値上げに関しては、2年連続ということで昨年度よりもインパクトが少なく、消費者も新価格を受け入れやすかったとみられる。しかし価格改定後、消費者視点では値ごろ感が薄れてきているのも事実だ。価格改定後、レギュラーカップ商品が店頭売価100円台から200円台となったが、この差が消費者の購買意欲に少なからず影響を及ぼしている。売上構成比でも低価格商品の比率が増えてきており、割合の大きい定番ブランドのレギュラー商品は苦戦が続く。基幹商品からのユーザー流出は損益に与える影響も大きく、各社は問題視する。
▼以下略
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