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日刊食品通信
2023年9月20日

海苔業界、歴史的不漁で4年ぶり値上げ


昭和43年以来の50億枚割れ、相場高騰

 海苔業界は歴史的不漁による相場高騰で4年ぶりの値上げに動いている。直近シーズン22年度ノリ漁は生産量48億枚と、昭和43年以来の50億枚割れをみた。これに伴い、相場は近年の最高値を大幅に突き抜けて高騰。平均単価は17円(前年比1.5倍)を突破した。こうしたなか、大手ブランドを中心に6月以降、製品の価格改定に踏み切った。流通サイドからは概ね理解が得られ、9月以降は新値が浸透するとみられるが、消費者の買い控えが懸念されている。

 ノリ生産は近年、少雨による栄養塩不足、温暖化による海水温の上昇、生産者の減少などで減産傾向が続いているなか、今回は赤潮(ユウカンピア)発生や降雨不足、特に最大産地の有明海沿岸の降水量(10~12月)が例年の4割にとどまるなど悪要因が重なったことで大凶作につながった。

 

▼以下略

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