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日刊食品通信
2023年9月13日

パイン缶、主産地タイの干ばつで供給タイト


小玉傾向で歩留まり悪化、価格上昇

 パインアップル缶詰市場は、主産地タイの干ばつにより世界的に供給がタイトとなり、価格は上昇傾向にある。タイは昨2022年11月から降雨量が少なく、年明け23年2月からは熱波・乾季の影響で生育状況が悪化した。夏実にかけてはエルニーニョ現象の影響を受け降雨が少なく、原料供給は当初予定より大幅に減少したことで玉不足となった。

 大手ブランド各社の情報を総合すると、タイ缶詰パッカーの原料処理量は7月までに前年対比70%以下となり、処理量は過去最低となった2020年比をやや上回る低水準にとどまっている。特に4月以降は40℃近い熱波、少雨による乾燥のダメージで、小玉傾向となり、チョイス歩留まりが悪化。原料価格は約20%アップした。加えて、副資材である空缶、砂糖も値上がり、最終製品価格も上昇した。

 

▼以下略

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