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日刊食品通信
2023年9月5日

苦戦続く家庭用プレミックス


買い置き型から、常時使用の製品へ

 2022年の家庭用プレミックス市場は前年比12%減の6万1,014t。加糖は13.8%減の2万8,145t、無糖は10.3%減の3万2,869tで、家庭用はすべての項目で前年比2ケタ減となった。コロナ禍特需に沸いた20年以来、2年連続で前年を割り込むかたちだ。原材料価格や包材費・人件費・物流費の高騰などにより、数度にわたる価格改定を行ったことも、数量減につながった。製品価格の上昇や世帯人数の減少に伴い、値ごろ感のある小容量タイプの購入が増加傾向にあるとの声も聞かれる。

 特色のある製品を市場に投入する傾向は加速。包材のなかでクレープ生地やカスタードクリームが作れる製品は、発売前・発売直後から話題となった。火も使わず簡単に作れることから、親子で楽しく調理することが可能なことも人気に。絵本に出てくるようなまんまるおおきなホットケーキが焼けるミックスや揚げずに焼くだけで天ぷらができるミックスなどはSNSでも話題となり、メーカーからだけではない需要の喚起が図られている。

 

▼以下略

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