日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2023年6月8日

カツオバンコク相場、最高値に迫る


FADs禁漁控え原料供給は先行き不透明

 ツナ缶の主原料であるカツオ・マグロバンコク相場は、6年ぶりの高値圏にある。特に、カツオは直近5月でUS$2,100と、4月に続き2ヵ月連続でUS$2,000を突破し、2017年10月に記録した近年最高値(US$2,350)に迫った。低調な漁模様を背景に昨年末から上昇基調となっている。一方、キハダマグロは、過去最高値となった昨22年7月(US$3,600)をピークに同年9月以降は直近5月までUS$3,450と高値推移している。

 大手ブランドによれば、直近5月末段階のバンコクカツオ相場はUS$2,100程度。漁模様は一部で回復が報告されているものの、引き続き中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)ともに低調に推移している。低調な漁模様を背景に船主・トレーダーは値上げ圧力を強めた一方、現地パッカーはこれに反発する形で相場は横ばい推移している。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。

バックナンバーへ

媒体紹介へ