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2023年6月5日
注視される缶ビール類減少の下支え
避けるべき価格競争の再燃
飲食店需要の回復を背景に、ビール類缶製品の販売が芳しくない。元々缶構成比が高く、コロナ禍による家庭用消費拡大の恩恵を受けたところほど、その反動は大きい。飲食店需要はインバウンド増も相俟って、今後もプラス基調で推移することが確実。その分、缶製品の需要を下支えする施策も必要視されているが、その一方で、価格低下を懸念する声も出ている。
前年同月比でみたビール類缶製品の販売は、1~3月が92.5%の約5,339万箱(ビール大びん換算)で、以降、4月が90.9%(約2,156万箱)、5月が97.3%(約2,178万箱)、1~5月では93.2%(約9,672万箱)となっている。1~3月よりも1~5月が改善されているのは、「サントリー生ビール」の新製品効果や、基幹ブランドのリニューアル、期間限定缶の発売などが底上げしたもので、飲食店需要の増加に伴った家庭用需要の減少傾向に変わりはない。
▼以下略
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