本紙が集計した４月のアイスクリーム市場は、前年同月を１%程度下回った。天候に恵まれたものの最終日が日曜で１日出荷日が少なく、昨年４%増、一昨年も９%増とベースが高かったため、前年をやや下回ったものの高水準を確保した。ただ、マルチが低調に推移しており、値上げ後の買い控えが懸念される。チャネル別では、人流の回復でCVSが好調だった一方、量販店は苦戦した。

　ロッテは５%増で市販用が６%増、業務用が１%増。昨年ワンピースとのコラボで45%増だった「クーリッシュ」が７%増で“バニラ”が１%減、“ベルギーチョコ”が４%増、“カルピス”が10%減、新商品の“Green”２品とマルチ２品が上乗せ。「爽」が４%増で“バニラ”が８%減だったが“メロンソーダフロート”が昨年のフレーバー比２倍と好調。

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