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日刊食品通信
2023年5月11日

カツオバンコク相場上昇、2,000ドル突破


不漁で船主・トレーダー値上げ圧力強める

 ツナ缶の主原料であるカツオ・マグロバンコク相場は、引き続き高値圏にある。特に、カツオは直近4月でUS$2,100をマーク、6年ぶりにUS$2,000を突破するとともに、2017年10月に記録した近年最高値(US$2,350)に迫った。低調な漁模様を背景に昨年末から上昇に転じている。

 一方、キハダマグロは、過去最高値となった昨22年7月(US$3,600)をピークに同年9月以降は直近4月までUS$3,450と高値推移している。

 大手ブランドによれば、直近4月末段階のバンコクカツオ相場はUS$2,100程度。漁模様は引き続き中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)共に低調に推移している。低調な漁模様を背景に船主・トレーダーは値上げ圧力を強めた一方、タイパッカーはこれに抵抗しており、目下活発な商談が行われず大相場は横ばい推移している模様。

 

▼以下略

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