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日刊食品通信
2023年4月19日

なめ茸市場、今春から再値上げ


ビン供給不足も懸念材料

 なめ茸市場は今春から再値上げに動いている。各社とも価格上昇分を販売価格に転嫁できていないのが実情で、収支状況は厳しさを増している。また、今年に入り主要資材であるビンの供給不足に拍車がかかっており、一部なめ茸メーカーでは欠品を防ぐため出荷制限に踏み切るとの観測も出てきた。今後は収益確保と安定供給へ向けた2正面対応でのさらなる取り組み強化策を迫られる。

 なめ茸市場は昨年、大手ブランドを中心に6年ぶりの値上げを実施した。原油価格の高騰による燃料高、包装資材、物流費の上昇など急激なコストアップに直面したほか、ウクライナ危機による世界情勢の緊迫化が諸コストアップを加速化させた。比較的原料事情に恵まれてきたなめ茸市場も自助努力だけではコスト吸収の限度を超える状況となったことを受け、最大手テーブルランドが昨22年6月1日出荷分から自社ブランド品の価格を改定したのを皮切りに、有力メーカー長野興農も同年5月から自社ブランド品の価格改定に踏み切った。

 

▼以下略

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