全日本菓子協会（ANKA）は３月31日、「令和４年菓子生産量・生産金額及び小売金額推定」を発表、11品目合計では生産数量は前年比102.1%、生産金額104.2%、小売金額104.2%と生産数量、生産金額、小売金額とも前年を上回ったが、コロナ前の元年比では数量97.2%、生産金額100.3%、小売金額100.2%と、値上げにより金額ベースではコロナ禍前を上回ったが、数量では回復しきれていないことがわかった。

　また、数量、金額ともコロナ禍前を上回ったのはスナック菓子、その他菓子のみで、チョコレート、ビスケットは価格改定により金額ベースでは前年を上回った。回復基調にある飴菓子も数量ベースでは１割以上のマイナスとなっている。その一方で、和生菓子は観光客の回復により金額ベースでは前年を上回った。

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