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日刊食品通信
2023年3月23日

MSG、中国からの輸入が急増


22年前半の供給ひっ迫で安定確保の一つに

 うま味調味料のグルタミン酸ナトリウム(MSG)で、中国からの輸入が急増している。コロナ感染症が拡大した2020年以降、原材料の高騰に始まり、エネルギー価格の急上昇で、国内、海外メーカーとも東南アジアや南米など原料生産地で生産・販売する“国際商品”の価格はわずか1年半で1.5倍上昇した。

 さらに、価格上昇に加え、22年前半は、生産に不可欠な原材料である苛性ソーダやリン酸塩などの入手が滞り、MSGの供給量がひっ迫するなど、緊急事態が発生。国際情勢が不透明な中、加工食品にとって必須原料のMSGの安定確保は大きな問題だ。そのため、加工食品メーカーにとって供給先の幅を広げるため、新たに中国品を一部使用するなど、これまでにない動きが出てきた。

 財務省貿易統計よる22年の輸入数量は12万4,063トン、110.5%。

 

▼以下略

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