2023年２月の清涼飲料市場は、数量ベースで前年並み。22年10月の業界全体的な値上げの影響が続いた。累計も前年並み。

　メーカー別ではかなりバラつきがあり、製品構成が影響した可能性がある。「値上げにより、ミネラルウォーター、茶系など日常的な製品の需要が安価なPBに流れている」（業界関係者）ため。

　ただ、市場全体は前年並みで見えずらいが、料飲店の需要は明らかに回復している。業務用トップシェアのコカ・コーラシステムは恩恵を受けた模様。シロップ、びんのような業務用専門商材だけでなく、家庭用とボーダレスなPET（炭酸水など）も好調なようだ。

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