財務省が27日発表した2022年12月の貿易統計によると、うま味調味料のグルタミン酸ナトリウム（MSG）の輸入通関実績は、１kgあたりの輸入単価は248.1円と11月比で25.8円下がり90.6%、11月に続き２ヵ月連続で下落した。11月に前月比で5.3円下がっていることから、２ヵ月で30円強の下落となっている。

　４月に輸入単価で201.5円と初めて200円を上回って以来、わずか６ヵ月で77.8円、39%も上昇。10月単価は280円弱までに上昇するなど300円突破の懸念もあったが、上昇も頭を打った気配だ。22年通期単価は229.8円、前年比157.7%。12月単月の輸入量は8,952t、87.1%、年間では12万4,063t、110.5%。

　国別では、ベトナムは数量2,605t、83.2%、単価は271.0円、前月比16.3円下がり94.3%。前年比は160.8%。通年では数量３万3,297t、109.9%、単価234.2円、145.8%。

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