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日刊食品通信
2022年12月12日

豪州産23年上期原料チーズ、7%の値下げ


チェダーt当たり5,950ドル(本紙調)

 豪州産輸入原料チーズの2023年上期(1-6月)価格は、約7%の値下がりでほぼ妥結した(本紙調)。チェダーのt当たり価格は5,950ドルで、22年下期(7-12月)比では約400ドルの値下がりとなる。また、ゴーダは同5,900ドルで、同様に値を下げた。

 エネルギーや飼料価格が高騰し、豪州の生産者支払い乳価も記録的な上昇を続けていることから、豪州側は当初、前期並み(6,350ドル)を提示した。しかし、世界的なインフレの進行がこれまで堅調だった消費にダメージを与え、さらに中国でコロナ規制を背景に全粉乳輸入が滞るなど、チーズをはじめとする国際乳製品市況は不透明さを増している。今回の価格交渉は、豪州と競合する他国の原料チーズ価格を踏まえ、やや軟化する結果となった。

 なお、原料チーズ価格は、前回(22年下期)に約16%、前々回(22年上期)にも約10%上昇しており、今回やや弱含んだものの依然高水準で推移している。

 

▼以下略

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