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2022年11月22日
菓子大手第2Q、ポケット商品が回復
価格改定後の特売など販促減少響く
菓子の大手上場メーカー4社の2023年第2四半期決算は、原材料価格高騰に伴い5月以降、各社価格改定・規格変更を実施したことで売り上げは伸長したものの、資材、燃料価格などの原材料以外の価格上昇により売上原価が上昇するなど、増収減益となった。
コロナ禍3年目となる市場環境は、行楽地での人流回復などによりポケット商品が回復するともに、小袋パウチ商品のように携帯性の高い商品へのニーズが高まった。その一方で、大袋商品は原材料価格高騰で価格改定・規格改定が実施され、特売価格の従来より20~40円ほど上昇したことで、販促費率が減少し苦戦を強いられた。
カルビーの国内スナック菓子合計は900億510万円、102.7%。メインのポテトチップスは406億2,200万円、98.8%。昨年の北海道産馬鈴しょ収量の不足の影響で、製品輸入を拡大するなど対策を講じたが、販促活動の抑制期間が長期化したことが響き苦戦した。
▼以下略
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