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2022年11月9日
ツナ類バンコク相場、10月は横ばいも高値圏
パッカーの値下げ圧力に船主・トレーダー反発
ツナ缶の主原料であるカツオ・マグロバンコク相場は、10月は横ばい傾向をたどったが依然として高値圏にある。カツオは、FADs禁漁下(7~9月)の低調な漁模様と原料不足を背景に、7月はUS$1,500/MT、8月はUS$1,700、9月はUS$1,750まで上昇。その後、禁漁明けの直近10月はUS$1,650とやや軟化した。一方、キハダマグロは、過去最高値を記録した7月(US$3,600)をピークに8月はUS$3,550と反落、9~10月はUS$3,450と横ばい推移も高値圏にある。
大手ブランドによれば、カツオ相場は10月末段階でUS$1,650程度。漁模様は、引き続き中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)共に並漁。パッカーからの値下げ圧力に船主・トレーダーが反発する形で交渉が難航しており、相場は横ばい推移している。
▼以下略
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