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2022年10月11日
9月全国酒類卸売商況、仮需が想定超える
ビール類、和酒など大きな動き
9月の全国酒類卸売商況は、10月1日移行で進めていた各種類での価格改定・値上げに伴い、ビール類、清酒、焼酎甲類・本格焼酎、みりんなどでの仮需が発生した。9月半ばあたりまでは、「仮需はせいぜい20%増ほどだろう」など「あまり大きな動きにはならないのでは」との声も多かったが、最終的にビール類では大手4社が50%弱から60%台半ばのプラス。主要都市の中では「70%近く増えた」との酒類卸もあった。
また、紙パック製品を中心に清酒や、PETも含めた焼酎甲類、本格焼酎、さらにはみりんにも仮需が発生している。
ビール類では、ビールが業務用向けの動きも活発化したことで、80%増~100%超と大きな出荷となった。9月最終週での荷動きが顕著となり、「急に出荷が増え、連休などもあり、物流ひっ迫が懸念されたが、大きな混乱はなかった」とする声が大卸から業務用酒販店まで大半を占めた。東名阪で見ても、大方大幅増。
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